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がんはワクチンで予防できる時代へ
子宮頚がん予防(ヒトパピローマ)ワクチン接種を始めました。
1.子宮頚がん発症の主要な原因である、発がん性ヒトパピローマウィルス(HPV)の16型と18型の感染を
予防するワクチンです。
2.独自のアジュバント(免疫増強剤)を使用し、自然感染の11倍の抗体価を長期間維持します。
3.HPV16型と18型の持続感染、HPV16型もしくは18型が関与する前がん病変の発症を92.3~100%
予防します。
当院では、12歳(中1)から接種します。初回接種、1ヶ月後、6ヶ月後の3回、上腕に筋肉内接種します。
費用は、1回目¥18,000.2回目¥16,000.3回目¥16,000.です。
なるべく若い方に受けていただくために【学割】を設けました。
年齢にかかわらず学生の方は、【学割】1回目¥16,000.2回目¥15,000.3回目¥15,000.です。必ず学生証をお持ち下さい。
詳しくはスタッフまで。 |
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ある疾患に的を絞っておこなわれるのが検診で、健康であることを証明する目的で行われるのが健診です。
後者には、最近流行の“メタボリック・シンドローム”に的を絞ったものも含まれます。
政府は、現在公費で補助されている市民検診を、よりメタボリック・シンドロームに特化した形に変更しようとしています。 |
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メタボリック・シンドロームというのは、全身の脂肪組織、とくに内臓脂肪をひとつの臓器ととらえて、その作用によって、いわゆるメタボリック・ドミノが起こり、最終的には、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病といった動脈硬化性疾患の危険性を高めるという考えかたです。
複合型リスク症候群として、日本肥満学会・日本動脈硬化学会・日本糖尿病学会・日本高血圧学会・日本循環器学会・日本腎臓病学会・日本血栓止血学会・日本内科学会の8学会が日本におけるメタリック・シンドロームの診断基準をまとめ、2005年4月に公表しました。
メタボリック・ドミノとは、上流から順に、生活習慣→肥満ときて、まずインシュリン抵抗性を獲得することから始まります。その後放置すると、後述する①から③の病態を呈します。そこから下流のひとつには、脂肪肝ときてマクロアンギオパチー、そして動脈硬化の結果としての閉塞性動脈硬化症、脳血管障害(脳梗塞・脳出血他)、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症他)を来たし、下肢切断や、脳卒中・痴呆・心不全などに至ります。
もうひとつの下流には、インシュリン分泌不全から糖尿病、ミクロアンギオパチーときて、腎症、網膜症、神経症を引き起こし、ついには透析・失明・起立性低血圧・EDなどに至ります。これらは、まるでドミノ倒しのように、互いに連鎖して、複雑な病態を作り上げるのです。
最も上流の生活習慣から来る肥満を食い止めることが、大きく広がった下流全体の流れを食い止めるためにもっとも有効であることは明らかです。
その基準として、内臓脂肪が100cm2以上であるものの中で、①血清脂質異常(トリグリセライド値150mg/dl以上かつ/またはHDL-コレステロール40mg/dl未満)、②血圧高値(最高血圧130mmHg以上かつ/または最低血圧85mmHg以上)、③高血糖(空腹時血糖110mg/dl以上)のいずれか二つを有することが規定されています。
必須項目である前者のマーカーとして、「ウェストのサイズが女性で90cm以上、男性で85cm以上を要注意とする」と発表されて、物議をかもしたのをご記憶の方も多いと思います。
当院では、マルチヘリカル腹部CTを1スライス検査するだけで、内臓脂肪を測定するという方法を採用しています。(内臓脂肪資料)正確な診断に欠かすことのできない、内臓脂肪測定を、ぜひお勧めいたします。
また、ダイエットの指標としても、皮下脂肪はなかなか減らないですが、内臓脂肪なら手ごたえは十分あることが多いので、体重の減少をチェックする以上にやる気が出ます。
内臓脂肪測定単独の費用は¥5,000.です。他の腹部CT検査の際、セットで希望された場合、¥2,500.にさせていただきます。 |
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| 2000年全国がん死亡数 |
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肺がん
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胃がん
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肝がん
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大腸がん
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前立腺がん
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乳がん
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子宮がん
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男性
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39,904人
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32,267人
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23,596人
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20,265人
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7,645人
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女性
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15,130人
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17,691人
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10,715人
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16,682人
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9,654人
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5,200人
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日本のがん検診受診率は、欧米先進国に比べて著しく低率です。
これらの先進国では、確実にがんによる死亡率が減少しています。がん検診を受けましょう。 |
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男女とも年々増加し、がん死亡者数の中でそれぞれ第1 位と第3位を占めるのが、肺がんです。
日本では、結核予防法により、他の国に比べて胸部レントゲンを撮影される機会が多く、国民的に胸部レントゲンに対して親近感が強いといえます。
しかし、肺がん検診として胸部レントゲン検査を行っても、集団としての肺がん死亡率は低下しないというショッキングな報告も欧米にはあります。
親しみのある胸部レントゲンですが、それだけでは早期肺がんを見つけられないということです。(日本のデータでは、胸部X線と高危険群の喀痰細胞診の組み合わせで死亡率低下の報告があります。)
どうすれば早期肺がんを発見できるのでしょうか。
当院では、低線量マルチヘリカルCTによる肺がん検診を提唱しています。
CT検査の最大のメリットは、横断像が得られることにより死角が少ない、ということです。
一方、デメリットは、X線の被曝量が多いということです。そこで当院では、従来のCT検査の60%以下にX線量を抑えた、低線量マルチヘリカルCTで肺がん検診を行うことを提唱しています。これは、親しみがあるからといって、やみくもに無駄な胸部X線撮影を漫然と繰り返すよりも、一度のマルチヘリカル胸部CT検査で正確な診断を下す方が、かえって、結果的にはX線被曝量も低減できるのではないかということです。胸部X線で見つからなかった右上肺の陰影が、胸部CT(胸部CT図B)で見つかった1例をお示しします。(残念ながら、歴史が浅いせいもあって症例数が少なく、死亡率低下に対して有効性が報告されているわけではありません。)
マルチヘリカルCT検診で発見される肺がんはこのように、早期がんが多くなるのも特徴のひとつです。これからは、「肺がん検診といえば、マルチヘリカルCT」が常識になる日も遠くない、と考えます。
画像診断が、早期肺がん発見のために最も有効な手段であることは言を俟たないわけですが、補完的な検査として、喀痰細胞診があげられます。これは、がんが、気管支の中や、ごく近くにあったときに、痰の中にがん細胞が混ざっているのを顕微鏡検査で検出するものです。しかし、痰が出ない方には不向きと言えます。
他に、血液検査で、腫瘍マーカーを調べる方法があります。肺がんには、いくつか種類があり、小細胞癌とそれ以外(非小細胞癌)という分け方が一般的です。異常値を示す腫瘍マーカーは、それぞれ異なり、小細胞癌ではNSE、非小細胞癌ではCEA、CYFRA、SCCなどが、陽性となり、がんの治療効果判定や、経過観察に有用なことがあります。腫瘍マーカーは、偽陽性・偽陰性が非常に多く、検診で、主体になりうるのは後で述べる前立腺がんにおけるPSAだけです。当院では、CEAとSCCだけ測定します。マルチヘリカル胸部 CTと合わせて肺がん検診として実施しており、費用は¥30,000.です。
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検診で見つかるがんの第1位は胃がんです。無症状の方で、胃薬などを服用していない方は、血液検査で胃がんになりやすさが判定できます。胃カメラの前に、胃がん・慢性胃炎(採血)検査を受けましょう。
また、約80%の方は、5年間、判定が変化しないので、受診間隔は数年に1度でよいでしょう。
すべての無症状の方が、胃カメラを毎年受けるのは、非効率的です。胃がんの高危険群の方に胃カメラを行うことで、早期がんを発見できます。
当院では、胃がん・慢性胃炎の危険群を判定するための血液検査を実施しております。H. ピロリ抗体と、ペプシノーゲンI/IIを組み合わせることによって、検診目的の胃カメラが必要ではない低危険群を判定します。両検査とも陰性の場合の、無症状の胃がんの可能性が非常に少ないためです。ここで注意しなければならないことは、ペプシノーゲン法で陽性の場合、イコール胃がんではない、ということです。すなわち、萎縮性胃炎の可能性が高いことが、示されるということです。
当院では、胃カメラは実施しておりません。検査の結果、胃カメラが必要と認められる方には、実施施設をご紹介いたします。血液検査費用は、自費になります。(¥10,000) |
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肝がんのほとんどは、B 型肝炎ウィルスもしくはC型肝炎ウィルスの持続感染に起因します。50歳以上の方は、肝炎ウィルスの検査を受けましょう。検査は血液検査で、HBs抗原と、HCV抗体を測定します。
それぞれ陽性の場合、くわしい血液検査を行い、B型肝炎ウィルスもしくはC型肝炎ウィルスの感染状態を調べます。
一般血液検査の、肝機能検査も同時に測定いたします。
また、肝臓の形態的情報を得ることも重要です。これには、腹部超音波検査と、マルチヘリカル腹部CT 検査があります。肝臓は、充実臓器ですので、最もマルチヘリカルCT検査に適した臓器であります。また肝臓は呼吸により移動しますので、息を止めて撮影できないMRI検査より、数秒息を止めるだけで撮影できるマルチヘリカル腹部CT検査の方が適しています。当院では、ご要望により、一次検診からマルチヘリカル腹部CTを行います。
肝がんの腫瘍マーカーとしては、AFPとPIVKA-IIとAFP-L3があります。
肝炎・肝がん検診の費用は¥20,000です。マルチヘリカル腹部CT検査を追加すると¥30,000となります。 |
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| 近年、がん腫の中でも特に増加しているのが、前立腺がんです。前立腺は、男性の膀胱下部にあるくるみ大の臓器です。前立腺がんの好発年齢はやや高齢で、70歳代です。無症状ないし軽度の排尿困難、頻尿、血尿などで発症します。50歳以上の男性の方は、一度は受けておきましょう。当院では、触診と、腫瘍マーカー血液検査(PSA)を実施しています。費用は、¥5,000.です。 |
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| 日本人女性のがんの中で、最も増加しているがんのひとつが、乳がんです。当院では、触診と超音波検査を実施しています。結果は当日、担当医師が説明し、超音波画像などを見やすくプリントアウトして、お持ち帰りいただいております。(乳がん検診資料)費用は¥3,000.です。 |
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| 子宮がんには、子宮頸がんと、子宮体がんがあります。子宮頸がんは子宮膣部の擦過細胞診、子宮体がんは、子宮内膜の細胞診を行います。無症状で、純粋に検診目的であれば、京都市民の20 歳以上の方には、京都市子宮がん検診の制度を利用できます。自己負担金は頸がん¥1,000.頸がん+体がん¥1,700.です。(体がんのみの検診は京都市では設定されていません。)検査結果は、検査会社からの郵送で、お知らせすることになります。何らかの症状があり、子宮膣部のびらんなどを認め、その治療と頸がんの細胞診を同時に行う場合は、保険適応となります。この場合の結果は、郵送ではなく、1週間後に再来していただき、医師が面談の上、ご説明申し上げます。また、不正出血がある場合は、子宮体がんを疑い、子宮内膜の細胞診を行います。費用は、同時に行う治療や、検査の内容によって異なります。婦人科超音波(経膣)は¥3,000.です。 |
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生活習慣病として、近年大きく取り上げられるようになったものが、骨粗鬆症です。著しく高齢者のQOL(=Quality of Life、生活の質)を損なうからです。当院では、QCT法によって、腰椎のうちの、海綿骨のみの骨塩量を測定しています。以下その特徴、欠点・利点について述べます。「骨塩量測定法のQCT(腰椎)の基準が、DXA法(注 Dual energy X-ray absorptiometry 一般的な骨塩量測定法で、日本語では二重エネルギーX線吸収測定。腰椎・大腿骨・橈骨などが測定できます。皮質骨と海綿骨の両方を合計した骨塩量を測定する装置です。)に比べて、厳しすぎるのではないか」という問題があります。QCTは、海綿骨のハイドロキシアパタイトのみを測定することも一因と考えます。DXAに比べると、敏感すぎるのかもしれません。
両者を比較して、一言で言うなら、QCT は、厳しすぎて、DXAは、若干甘いといえるかもしれません。YAM(注 20歳から44歳の平均値)70%が、基準(平均)線とクロスするのが、前者で 50歳そこそこ、後者で70歳前後です。QCTで大きく平均を下回っても自覚症状のない方もおられます。逆に言うと、DXAで年相応と喜んでいても、圧迫骨折を起こす方もあるでしょう。
ちなみに、QCTのカーブをDXAのカーブに合わせる近似式はありません。これはそもそも見ているものが違うのに、近似させても意味がないためです。
QCT の利点として、若い女性に対しては、自覚症状に乏しくても、骨髄の骨塩量を見て、生活習慣を改めたり、女性ホルモンの正常化の指標のひとつにしたり、鋭敏であることの特徴を生かした利用法が期待されます。一方、すでにDXAおよび単純X線などと自覚症状を合わせて、骨粗鬆症と診断されたご年配の方には、治療効果判定法として、数値の動きがダイナミックな分、目標にしやすい検査だと存じます。
QCTの欠点のひとつは、再現性がやや弱いことが挙げられます。海綿骨に合わせたROIを画像上描くのに再現性が求められるからです。
費用は自費の場合、¥3,000.です。初回に骨塩量が低い場合、2回目からは保険適応になるのは、他の検査と同様です。 |
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