院長ご挨拶
こんにちは。小石医院院長の、小石元紹(こいし もとつぐ)です。
日常でのちょっとした症状、健康診断で受けた指摘、がんや生活習慣病の注意喚起を促すテレビ番組――私たちの毎日の生活の中でも少なからず健康について考えているのではないでしょうか。もしかしたら自分も、と不安になることもあるでしょう。しかし実際にはそのほとんどの場面で「自分に限ってそんなことはない」と考え直し、すぐに忘れてしまいます。
良く言えば、ポジティブということになるかもしれません。ただ、その結果、見つけられたはずの病気を見逃してしまえばどうなるでしょうか。命にかかわる病気にかかっても、当時の自分のことを褒めてあげられるでしょうか。都合よく考えただけだったと、後悔するのではないでしょうか。
がんを含めたほとんどの病気が、年にたった一度の検査で、早期発見・早期治療が可能になります。そして検査で異常がなくとも、必ずその検査には意味があります。現在の身体の状態を把握することで、さまざまな病気に対して、自分に合った効率的な予防法を知ることができ、「健康」がより確かなものとなります。そして同時に、「安心」が得られます。未だ多くの人が、その機会を逃してしまっている現状があります。
当院では、CTをはじめとする各種検査機器を積極的に導入し、地域の皆様が気軽に、さまざまな症状・お悩みのご相談ができる体制を整えております。
まゆみ医師が婦人科を担当しておりますので、私の内科・放射線科と合わせて、幅広い疾患への専門的診療が可能です。
ご来院くださったすべての方に、真摯に寄り添う医療をご提供することをお約束します。
医師紹介
小石元紹(もとつぐ)医師
日本医学放射線学会専門医/元日本放射線腫瘍学会認定医
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1985年
京都大学医学部卒業
京都大学放射線医学教室に入局。長浜赤十字病院に勤務。 -
1993年
京都大学大学院博士課程修了。医学博士号取得。同大医学部付属病院放射線科助手を経て、同年京都市立病院放射線科赴任。 -
2005年
12年間放射線治療部門を担当(がん治療患者数約2500人余)の後、退職。内科・放射線科を標榜する開業医となる。小石家九代目。 -
2013年
医療法人究理堂小石医院を設立し、開設者となり、現在に至る。 - 2019年12月
日本医師会認定産業医 資格取得
小石まゆみ医師
日本産婦人科学会専門医/母体保護法指定医
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1986年
近畿大学医学部卒業
神戸大学産婦人科学教室に入局。神鋼加古川病院、淀川キリスト教病院などに勤務。 -
1990年
結婚を機に、京都に移り、小石産婦人科で地域医療に携わる。一男三女の母。
院内紹介
受付
待合室
診察室(内科)
診察室(婦人科)
内診室
検査室・リカバリー室
CT室
処置室
当院の歴史
1796年(寛政8年)初代小石李伯の息子二代目元俊は、この地(京都市中京区釜座通竹屋町下る亀屋町335番地)に移り、1799年医学塾究理堂を開設しました。以来小石家は、代々医をなりわいとし、今日に至っています。元俊は、杉田玄白、篠崎三島、慈雲飲光らと親交を結びました。
その子三代目元瑞の時代には、門弟は、遠く越後や豊後からもやってきたそうです。門人帳には約2千人の門人が記録されています。
元瑞は、頼山陽、篠崎小竹、田能村竹田ら医者・文化人と親交がありました。
彼らの医学は、漢方に飽き足らず、関西ではいち早く蘭学を取り入れ、親試実験の気風に富んでいました。江戸時代(主に、元瑞の時代)のカルテ約1万人分が、当家に保存されています。
四代目中蔵は、幕末に種痘の普及に功績がありました。究理堂は、明治の半ばまで続きました。
五代目第二郎は、明治初年長崎オランダ医学校で学び、東京帝国大学初代学長長与専斎と親交がありました。
六代目暢太郎は、宇和島市民病院2代目院長を務めました。
七代目巌は、京都帝国大学で学びましたが、第2次世界大戦後に若くして病没しました。
その弟、八代目秀夫は、京都府立医大卒業後、大阪市立大学生活科学部教授、静岡県立大学食品栄養科学部教授を歴任。平成21年3月に84歳で没しました。
平成25年4月に、九代目元紹が「医療法人究理堂 小石医院」を開設しました。